冷凍庫にハンバーグを買い置きしておくと、忙しい日の夕飯がぐっと楽になります。ところが、いざ焼いてみると「表面は焦げたのに中が冷たい」「火を通しすぎてパサついた」ということが起こりがちです。冷凍ハンバーグの焼き方は、焼く前の解凍と、焼き上がりの見極めで仕上がりが大きく変わります。
この記事では、冷蔵庫で解凍してから焼く方法と凍ったまま焼く方法の違い、フライパン・オーブン・トースターの比べ方、中まで火が通ったかの見分け方、牛と豚で変えたいソースや付け合わせまでをまとめました。今夜のハンバーグを失敗なく焼くための手順として使ってください。
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冷凍ハンバーグの焼き方は「解凍」で決まる
冷凍ハンバーグをおいしく焼くうえで、いちばん差が出るのが焼く前の段階です。凍ったまま強火にかけると、外側だけが先に焼けて、中心はまだ冷たいという状態になりやすくなります。中まで火を通そうと焼き時間を延ばすと、今度は表面が焦げたり、肉汁が流れ出たりしてしまいます。
そこで基本になるのが、冷蔵庫でゆっくり解凍してから焼く方法です。前の晩や朝のうちに冷凍庫から冷蔵庫へ移しておけば、夕飯どきには芯まで解けていて、ふつうのハンバーグと同じ感覚で焼けます。常温に長く置いたままの解凍は、表面だけ温度が上がってしまうので避けましょう。
なお、市販の冷凍ハンバーグには、生の状態で冷凍したものと、一度加熱してから冷凍したものがあります。加熱済みのものは「温める」、生のものは「中までしっかり焼く」が目的なので、焼く前にパッケージや商品説明の調理方法を一度確認しておくと安心です。
冷凍ハンバーグの焼き方を比較|フライパン・オーブン・トースター
焼き方は、家にある道具と、どれだけ手をかけられるかで選ぶのが現実的です。ここでは冷蔵庫で解凍した生のハンバーグ(1個100g前後)を焼く場合を基準に、よく使われる方法を比べました。時間は火力や厚みで変わるので、あくまで目安として見てください。
| 焼き方 | 手順の目安 | 仕上がり | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| フライパン(焼いてから蒸し焼き) | 中火で両面に焼き色をつけ、水を少し入れてふたをし、弱火で蒸し焼き | 表面は香ばしく、中はふっくら | 焼き色をつける段階で強火にしすぎない |
| フライパン(焼くだけ) | 中火〜弱火で片面ずつじっくり焼く | 焼き目がしっかりつき、香ばしい | 厚みがあると中に火が届きにくい |
| オーブン | フライパンで焼き色をつけてから、予熱したオーブンで焼き上げる | 火の入り方が均一で、焼きムラが出にくい | 予熱の時間がかかる。数をまとめて焼く日に向く |
| オーブントースター | アルミホイルで包んで加熱し、最後にホイルを開いて焼き目をつける | 手軽だが、焼き目は控えめ | 機種で火力の差が大きく、表面が先に焦げやすい |
| 湯せん | 袋のまま湯せんできる表示のある商品だけ、表示どおりに温める | ソースと一緒にしっとり温まる | 加熱済みの商品向け。生のハンバーグには使わない |
いちばん失敗が少ないのは「焼いてから蒸し焼き」
家庭で失敗が少ないのは、フライパンで焼き色をつけたあと、ふたをして蒸し焼きにする方法です。フライパンに薄く油をひいて中火で熱し、ハンバーグを入れたら2〜3分ほど触らずに焼きます。裏返してもう片面にも焼き色がついたら、水を大さじ2〜3杯ほど加えてすぐにふたをし、弱火で数分蒸し焼きにします。
蒸気が中までじんわり熱を届けてくれるので、表面を焦がさずに中心まで火を通しやすくなります。最後にふたを外して水分を飛ばすと、表面の香ばしさが戻ります。焼いている途中にフライ返しで上から押さえると、肉汁が出てしまうので押さえないのがコツです。
凍ったまま焼きたいときは
解凍を忘れてしまった日に凍ったまま焼くなら、最初から弱めの火でふたをして、蒸し焼きの時間を長めにとります。表面に焼き色がつく前に中が解けて温まるよう、ゆっくり進めるのがポイントです。ただし、解凍してから焼く場合にくらべて焼きムラが出やすく、肉汁も流れやすくなります。
商品によっては「冷蔵庫で解凍してから焼く」と調理方法が決まっているものもあります。その場合は表示に合わせるのがいちばん確実です。時間に余裕のある日は、前日のうちに冷蔵庫へ移しておく習慣をつけておくと、焼き上がりが安定します。
ハンバーグの焼き上がりの見分け方
ひき肉は、かたまり肉にくらべて中まで菌が入りこみやすいため、中心まで十分に加熱することが大切です。厚生労働省なども、ひき肉を使った料理は中心部までしっかり加熱するよう呼びかけています。見た目だけで判断しにくいときは、次のポイントを順に確かめてみてください。
- いちばん厚い部分に竹串を刺し、出てくる肉汁が透明かどうか(赤や濁った色なら加熱を続ける)
- 竹串を数秒刺したままにして抜き、唇の下などに当てて、しっかり熱いかどうか
- 指で軽く押したとき、中央がぶよっと沈まず、弾力が返ってくるかどうか
- 迷ったときは半分に切って、中心の色が赤いままでないか確かめる
料理用の温度計があれば、いちばん厚い部分の中心温度を測るのが確実です。一般的には、中心部が75℃で1分以上加熱することが目安とされています。焼き上がったらすぐに切らず、1〜2分ほど置いて肉汁を落ち着かせると、切ったときに流れ出にくくなります。
牛と豚で変えたい、ソースと付け合わせの合わせ方
ハンバーグは、肉の種類によって合うソースが変わります。牛肉のハンバーグはコクと香ばしさがあるので、デミグラスや赤ワインなど濃い味のソースがよく合います。豚肉のハンバーグは脂の甘みがあり口当たりがやわらかいので、塩こしょうやおろしポン酢のようにさっぱりした味つけでも物足りなさを感じにくいのが特徴です。
付け合わせは、ソースの重さとのバランスで選ぶと献立がまとまります。目安を表にまとめました。
| 食べたい味 | 合わせるソース | 付け合わせ | 理由 |
|---|---|---|---|
| 牛肉のコクを楽しみたい | デミグラス、赤ワインソース | マッシュポテト、にんじんのグラッセ | 濃いソースを、甘みのある野菜が受けとめる |
| ごちそう感を出したい | 焼き上げにチーズをのせる | ブロッコリー、ベビーリーフ | 緑の野菜で彩りと口直しを |
| 豚肉の甘みを生かしたい | 塩と黒こしょうだけ | 焼いたきのこ、粒マスタード | シンプルな味つけで脂の甘みが分かりやすい |
| さっぱり和風にしたい | 大根おろしとポン酢 | 青じそ、ご飯と味噌汁 | ご飯に合う献立になり、重くなりにくい |
| 子どもと一緒に食べたい | トマトソース、ケチャップ | コーン、ポテト | 酸味と甘みのある味は子どもにもなじみやすい |
ハンバーグを焼いたあとのフライパンには、肉のうまみが残っています。余分な脂をペーパーで軽く拭き、ケチャップとウスターソース、または赤ワインとしょうゆを入れて煮詰めれば、手軽なソースになります。
冷凍ハンバーグの焼き方でよくある質問
Q. 電子レンジで解凍してから焼いてもいいですか?
電子レンジの解凍機能を使うと、部分的に火が通って白っぽくなったり、肉汁が出てしまったりすることがあります。時間に余裕があるなら、冷蔵庫でゆっくり解凍するほうが焼き上がりは安定します。商品に調理方法の表示があれば、それに合わせてください。
Q. 焼いている途中で割れてしまうのはなぜですか?
強い火で一気に焼いたり、何度も裏返したりすると、表面が縮んで割れやすくなります。中火で片面ずつ焼き色をつけ、裏返すのは1回だけにすると形がくずれにくくなります。焼いている途中にフライ返しで押さえるのも、割れや肉汁が流れる原因になります。
Q. 解凍したあと、もう一度冷凍してもいいですか?
一度解凍した生の肉をもう一度冷凍すると、味や食感が落ちやすく、衛生面でもおすすめできません。解凍は食べる分だけにして、解凍したものは早めに焼いて食べきりましょう。一つずつ包装されたハンバーグなら、必要な数だけ取り出せるので無駄が出にくくなります。
Q. 焼いたハンバーグはお弁当に入れられますか?
入れられます。中までしっかり火を通し、十分に冷ましてから詰めるのが基本です。前の晩に焼いたものを使うときは、朝にもう一度しっかり温め直してから冷まして入れると安心です。
坊主の商店で選べる、沖縄の石垣牛とあぐー豚のハンバーグ
坊主の商店でご紹介しているのは、沖縄の株式会社上原ミートがつくる、石垣牛とあぐーのハンバーグ食べくらべセットです。沖縄のブランド肉「石垣牛」と「あぐー」だけを使ったハンバーグで、石垣牛は濃厚なうまみとジューシーな肉汁、あぐーは上品な甘みとやわらかな食感が持ち味です。原産地も加工地も沖縄です。
1個110gのハンバーグが一つずつ包装された冷凍品で、冷蔵庫で解凍し、熱したフライパンで焼くだけで食べられます。石垣牛にはデミグラスや赤ワインソース、チーズを、あぐーには塩と黒こしょうやおろしポン酢を合わせると、この記事で紹介した味つけの違いがそのまま楽しめます。各3個の6個入りと、各5個の10個入りから選べます。
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| 沖縄県産 石垣牛&あぐー豚 ハンバーグ2種食べ比べ6個セット(各3個) | 5,400円(税込・送料込) |
| 沖縄県産 石垣牛&あぐー豚 ハンバーグ2種食べ比べ10個セット(各5個) | 7,500円(税込・送料込) |
坊主の商店のおすすめ
沖縄県産 石垣牛&あぐー豚 ハンバーグ2種食べ比べ6個セット(各3個)
まとめ:冷凍ハンバーグは解凍と蒸し焼きでおいしく焼ける
冷凍ハンバーグの焼き方で大切なのは、冷蔵庫でゆっくり解凍してから焼くことと、焼き色をつけたあとにふたをして蒸し焼きにすることの2つです。焼き上がりは、竹串を刺して出てくる肉汁の色と、中心の熱さで確かめます。ソースは、牛には濃い味、豚にはさっぱりした味を合わせると、それぞれの持ち味が生きます。
肌寒い日が増えてくるこの季節は、焼きたてのハンバーグから立ちのぼる湯気が、いつもより少しうれしく感じられます。週末の夕飯に、2種類を並べて焼いて、家族で好みの味を言い合いながら食べくらべてみてはどうでしょう。

